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解 説
“現代の陰陽師”仁田丸久氏
没後35年に思いをはせて 長岡大学教授 定方 昭夫 仁田丸久シリーズも、本書で第4冊目となる。 『呪術とその背景』・『周易裏街道』・『うらおもて周易作法』、そしてこの『玄秘求深』で“真打ち登場”ということになる。 それは何も、『玄秘求深』以前のモノが前座という意味では決してない。 昭和四十七年から昭和四十八年にかけての約一年間の講義録である本書の、第1回目で氏は次の如く述べていることに、まず注目しなくてはならない。 「『玄秘求深』開講に当って、私が一番先にせねばならなかった事は、いの一番に私は自身の遺言状を作った事です。??では何故遺言状などが必要なのかと言いますと、『玄秘求深』などと言うことを話す為には、何時死んでも良いという覚悟がないとできないことだからです。」(本書10頁) 本講義は、昭和四十八年三月十六日に終り、引き続き「源氏物語と古星占秘策」を講義中の五月一日に、仁田氏が七十四歳で亡くなられたことを思えば、右に引用した開講の辞をあだや疎かに聞くべきでないことがお分かりいただけよう。 「仁田氏程の方なら、その体得された術でまだまだ寿命を永らえることが出来たのでは?」と無いものねだりをする方もあろうかと思われる。 僭越ながら亡き仁田氏に代わり、一言述べさせていただく。 「ともかく本冊子は金のワラジで探しても入手出来ないものを集めました。」(本書216頁) 「私としましても、もうこれ以上のものは、ほかにいくらも、持っていません。」(本書260頁) 「10回目を終えた時、??不思議と運が開けられるようにと。??その人の境遇にふさわしい、豊かに安らかに人生を楽しまれるという意味です。」(本書103頁) 右に引用したように、本書には仁田氏が最晩年“道”を求める人々の為に、まさに“身を削って”講述してくれた“秘伝”が散りばめてある。 長年仁田氏の講義をまとめて世に送り出すのに功績の有った浜崎洋至氏は「飛龍荘秘帖」∧東洋書院刊『家相方位招福秘話』別冊(249頁)所収∨でその事について触れておられる。 「他の人に自らの術を教えると言うことは、その人の福を分ち与えていることで、その人はやはり運気の低下を余儀なくされます。」(249頁) 仁田氏が“身を削って”講述してくれた、という筆者の表現があながち大げさなものでないことが右の引用からお分かりいただけようか? 仁田氏個人については、シリーズ既刊書の解説で述べたので、ここでは繰り返さないことを御了解いただく。 ただ平成十九年は氏の没後35年であることのみを記して、氏の学恩・術恩に対する心からの感謝の念に代える。 (心理学研究室) 玄秘求深 主な内容 第一集 聖俗一如/修法の極意/玄胎法/ピラミッドの迷路/レイフを作る心得/仙人ドゥギュイス/王陵の谷発掘者達の怪死/菅原道真の呪ひと藤原一族/レオナルド・ダビンチ/アインスタインのセオリ/本当の道術の基本/玄秘とは/触手による見色/求深余滴/少女と老婆/カラスと鳩/鬼神と魔杖/霊数の効用[抄] 第二集 幽霊の話/円朝の供養/手で色を見る方法/玄竜子相法(神気伝) /盲目の女性霊人伝/タジールの奇蹟/火之気、水之気/女性の恥毛と男性自身/神道系は白、仏系は黒/雲の御所/竹島先生の霊視 /手のひら療法/白木の位牌[抄] 第三集 霊書、秘伝書を読むコツ/霊学筌蹄/美人画とポルノ/あぶな絵/真の霊書/道縁と道福/英訳、源氏物語/道福があって霊書をもらった人/兼好法師はアウトサイダー/秘伝書を読む為めの裏づけ/デイクソン夫人の予言集/ソ連の術策/異変の前知/神武天皇と金のとび/世界霊人銘々伝/アルスのクーレ/懺悔僧/悪魔にも惚れられた/日本神代秘史について/竹内古文書/磯原古文書/神国日本の世界統治/飛龍荘彖刻と朱若/大友古文書/富士古文書/宮下古文書/徐福文書/浅間古文書/三輪熙著「神皇紀」/酒井勝軍「神代秘史」/三角寛著「サンカ社会の研究」/鈴木貞一著「先古代日本の謎」/同「日本古代文書の謎」/林房雄著「神武天皇実在論」/高畠康明著「神字起源解」 第四集 天の時、地の利、人の和/幸運数の用い方/砂とりに関して/デイクソン女史の霊能の秘密/エロ話から玄秘求深を拾うこと/聖典の中のエロ話/二大欲望、食慾、色慾/斜陽族[抄] 第五集 動物霊を駆使するコツ/深層心理現象/神秘体験/部下を有効に使う方法/成功の秘密「交霊術」/丸久追記、大古人物の寿命[抄] 第六集 秘伝の正体とは/幽玄/秘伝にまつわる神・仏・霊/秘伝は人間を転換させる/人格転換/石清水八幡の三葵の紋/神法道術を誰れに 第七集 瞑想の姿/立像/結跏跌座/半跏跌座/跪坐/見返り阿弥陀/永観堂/百万遍/幻想境への指令書/ユングの観無量寿経/夕方西方に向って正坐せよ/瑠璃行/古事記と日本書紀/崇神天皇の時/大物主神が夢枕/オホタタネコ/枕上に立つ仁徳天皇御製/若水迎えの神事/古事記に表われた神々のプロトタイプ(原型)は蛇か/オロチ族/川と蛇/近江の坂本の日吉神社/大津の山中の樹木神社/神事・水・蛇/水と塩/初めて遠感通信が出来た前後とその後/テレパシーの本/法術を習う人には 第八集 (呪術集)ファウストの悪魔考/神とデーモン/悪魔も神が創られたものだ/マルティン・ブーバー /悪魔の頭目サタン/沼地の素魂/月光呪福術/祝する呪と呪う術/月の運行/祝する期間/願望達成術/遊魂帰魂保身術/名前の幽数/水火既済の二爻/わが身を守り抜く術/レイフとダビテの紋/魔方陣/真言秘密の中の秘密/伊賀越之道中双六[抄] 第九集 禅僧「慧俊」/草薙剣に魅せられた小碓命/日本武尊/顕界と幽界/身毛津君、守君/旧日本陸軍の聯隊旗/海軍の軍艦旗/御霊代/美女と鬼女/インキでない幽霊との対話/ワイルドと霊界交流記/願望を抱きその経過を夢で予知する法[抄] 第十集 シグムント・フロイド/カール・グスタフ・ユング/アルフレート・アードラー/現在の夢の関連性/北ヨーロッパの夢の研究/精神分析式より心霊科学/チャーレス・ディッケンス/テレパシー/第一次世界大戦の予言夢/夢の中であいびきを見た女/ジプシーの夢占い/夢で異性と交わる法/夢中性交/呪文を三度唱する/呪いについて/必ず返り血を/星占いの名人[抄] 玄秘求深(別冊) 第一集 人事問題に付き占/国家今年の運勢/未知の問題/病気の占/走人の占/物品の占/失せ物の占/家内不和の占/火事の占/職業替の占/事業の前途についての占/外出者の占/家出人の占/米相場の占/射覆の占/待人の占/失せ物の占[抄] 第二集 神事について/ヤハタ信仰/道縁/神矢/破魔矢/厄除けの矢/鶴ケ岡八幡宮について/お稲荷さん/石清水の氏子[抄] 第三集 鬼神使役法/魔杖使役法/幽数を使っての実占/甲虫について/水晶透視/一遍上人/のどに魚の骨をたてた時/十字の秘伝/砂取りの砂/魔法陣/左施、右施/○○大神の呪文/貸金と鬼神/霊符を書く/逆砂/五黄殺と暗剣殺/病人の方除け/本命殺と的殺/水晶透視/井戸埋め[抄] 第四輯 投石波紋(豊の明りの寿詞) 血液型から見た日本列島住民論/ 秘密につつまれた八幡信仰[抄] 第五集 玄秘求深 現実世界に翻訳した、伊耶那岐、伊耶那美命/恩頼(ミタマのフユ) /セックス描写/石折、根折、石筒男、岩石/建御雷之男、剣/熊野三山での修業僧/西宮蛭子神社考[抄] 第六集 伝承と予言と四次元 空飛ぶ円盤実見記より/金星人の外貌スケッチ/人間の手一種の霊気/霊石と右の手掌/伝承と予言と四次元/相手を自由にする法/沈没大陸アトランティス/日本列島の大半は海中に沈没する/新日本汽船の辰和丸/軍艦うねび失喪事件/石切の祖、岩船神社/キコクの木の針/リプストンの水/プレスで指を切断して/辰巳の便所、戌亥の風呂/五方封じ/南北磁石の逆転[抄] 源氏物語と古星占秘策 最も短距離に簡単な占法/視座/各星座の性格/古星占の三宝格/源氏物語と光源氏の性格/夕顔/秘伝、神がかりの呪術/解毒神呪 /潜龍子酔言(みみづのたわこと) 巷説まじない集 禁厭について/百日の間に思いが叶う/三脈法/小水法/影視法/準頭法/幸を呼ぶ法/魔除け/想う人を夢に見る法/必ず帰る法/災難よけ/妄想はらい/七難よけ/泥棒よけ/長居客/烏啼きの死人の予告/一生病気に罹らぬ法/病人死するを見る事/頓死者を助くる法/溺死者を助くる法/縊死者を助くる法/凍死者を助くる法/難産死者を助くる法/水行の大事法/旅行に先だち禍難の有無を知る法/雲切りの大事法/逃げる人を呼び戻す咒/小心者を大胆にする秘呪/待人の来る法/嫌いな人の来ぬ法/男女とも思うこと達する呪法/商売繁昌咒法/魔除けの秘呪/痢病を罹はぬ咒/痢病の治方/貧者の富福になる秘法/酒の酔を即席に醒ます法/狐の道を封ずる法/一切の病を除く法/家に鬼疾邪瘧を除く法/花より奇薬を得る法/労症を治す法/舟によわざる咒/メマイの治法/酒のみて酔はぬ咒/もの忘れせぬ咒/年の吉凶を知る法/立春の日一年の吉凶を知る法/災禍を前日に知る法/大地震を予知する法/人の賢愚を知る簡法/災厄を予知する法/病人の生死を知る法/女の外心あるを顕す法/女のシット深きを治す法/思うことを人に夢見させる法/長上の女に愛さるる法/男女和合の秘法/十字の秘術口伝/足どめの秘咒/物覚えよくなる法/立身出世の秘法/十二ケ月秘法[抄] 巷説まじない集(続) 男女和合の符/悪夢を除くる符/火ぶせの神符/盗人の後に立てて顕す符/盗人の足あとに立つる符/遠国に旅立つ時の符/契約たがわざる符/訴訟ごとに持つ符/ふさがりの方へ行く時の符/人の仲悪しきを直す符/諸々の化生のたぐひを除く符/衆人愛敬の神符/万人和合相敬の符/諸愛敬商売繁昌の符/商売するときの符/女の縁遠きに持つ符/家の内で物失せたるを現す符/訴訟の符/開運の符/口舌を除ける符/試験の符/狐つきをおとす符/逃走人を足どめする秘伝/男女離別の符/男の手を離れんと思う女の符/縁を切る符/走人の帰る符/男女とも防げをのがれる符/思うこと叶う符/呪はれたるとき呪返す符/呪咀に負けざる符/同四方に貼る符/難産の符/子安の神符/顔の腫物に呑む符/そげ抜きの法/月またがりの符/天海上人口伝/感通伝[抄] |