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新・断易教室

新・断易教室
著者 冨樹 麗舟
萩原 孝堂
ジャンル 運命学 > 周易・五行易
出版年月日 2005/02/27
Cコード 3011
判型・ページ数 A5・308ページ
定価 本体3,800円+税
在庫 品切れ・重版未定
 

目次

新・断易教室 
萩原孝堂・冨樹麗舟共編 上製 A5判 308頁 本体3,800円


 はじめに

 鬼神を降ろすといわれる断易。私にとっては不思議な未知の世界に巡り会い、その面白さに魅入られ、菅原壮先生の『断易入門』をはじめとしてたくさんの本と出会いました。
 ある時その中の一冊、鷲尾明蘊先生の天玄賦通解の「はじめに」に目が止まり、その中に書いてある菊地靖典先生の講義による萩原孝堂先生のノートを底本として、横倉弘明先生が書かれた「断易講義草案」「黄金策総断千金賦通解」「応期断則」「参考占断例」をどうしても勉強してみたいものだと強く思っていたところ、その願いが叶うことができました。
 様々な占例をもとに一つ一つの活用法を教示されたこの●講義録●は、難しいといわれる断易で自分が得た卦の読み取りに限界を感じていた私には、暗闇の中を導いてくださる優しい先生に出会えたような思いをいたしております。
 本書は九鬼盛隆先生が『断易精蘊』の中で「総体論を精読して、知識の根底を養生しなければならないが、機関の応用法を特に精研するのが最も必要である」と説かれる●機関●の応用法の部分を、先生のお弟子である菊地靖典先生が講義され、萩原先生がノートされていたものを増補修訂したものであります。
 本書の上梓が、先哲の諸先生の研鑽を所伝されたことの恩顧に報いることの一助になればと念じております。

  仙人 鬼谷子の創り出した断易とはどのようなものでしょうか?
 古代中国殷王朝の卜占より、周易の八卦の象意と五行干支術の理論とがそれぞれ発展し影響し合って様々な占術をつくりだしてきましたが、八卦の象易を基とするものが周易であり、九星気学としますともう一方の五行干支術を基本とするものが断易であり、四柱推命とします。それが断易と四柱推命が表裏一体であるといわれる所以でもあり、断易を学べば四柱推命が、四柱推命を学べば断易が、用語や使用する機関も一緒のため理解し易いものです。
 断易においては五行干支術を易卦の形の上に使用しますので、まず易八卦の形と名称を覚える必要があります。周易とは違い、得卦それ自体卦爻の意味は採らず、五行干支を載せる材料とします。断易は、八卦と陰陽五行の組み合わせにより吉凶をはっきりと断じ、応期を出すことを特徴としています。
 第一部は、断易の基礎となる「五行干支」と「易八卦の形と意味」などに付いての説明になります。第二部は断易のシステム、第三部は占断に対する説明となります。
                  平成十七年二月吉日        冨樹 麗舟


 目 次

はじめに

第一部 断易基礎知識
  五行
  十干十二支
  冲、支合、三合
  刑・害
  空亡 
  八卦
  八宮
  占い方(占断)
   占い方の順序
   判断方法
   応期

第二部 組織と期間
  卦の八宮配置 
  世・応
  納甲納支
  六親
  卦身
  飛神・伏神
  化出爻五類の定め方
  六神
   六神の性質
  十二運
   十二運の解   
   十二運の応用例
  四時の旺衰(旺・相・死・囚・休
  歳星・歳破
  月建
  日辰(日辰は事の終始を司る)
  沖
   月破
   日沖
   爻沖
  合
   六合
   三合
  空亡
  三刑・六害
  神殺

第三部 占 断
  用神
   用神両現
   用神不現
   元神
   忌神  
   仇神
   単折重交
   六爻安静 
   独静独発
   六爻尽動
  化爻
   回頭の生・剋
   進神・退神
   化出の長生、帝旺、墓、絶
  断易の用語・解説
    冲起
    合起
    合住
    合抹
    合実
    合処逢冲
    冲中逢合
    合中帯剋
    貧合忘剋・貧生忘剋
    冲開
    冲実
    冲散
    填実
    圧住
    絶処逢生
    剋処逢生
    物来就我
    我去尋物
    反徳抹人
    去殺留恩、忘恩留殺
    助鬼傷身
    随官入墓
    空伏墓中に凶を避く
    反吟
    伏吟
六十四卦の図説

 

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